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腑に落ちない
投稿日 2020年6月28日 00:23:00 (ラブラドールレトリバー)
「風と共に去りぬ」が
配信停止になったという。
本が出版されたのは
1936年、
映画が公開されたのは
1939年だそうだ。
奴隷制度を
美化している
あるいは
黒人差別だ・・・
というのが
停止の理由という。
この物語では
南北戦争も描かれていて
確かに
南部の人々のお話なので
奴隷解放を掲げる
リンカーン側の北部を
野蛮人のように
論じる人々も登場する。
映画が制作された当時も
差別的だという
論調はあったらしい。
でもね・・・
と、マミィ思う。
奴隷制度は確かに
過去に存在していたわけで、
南北戦争の後も
ケネディ、キング牧師など・・・
後に差別と戦う人たちが
いて、
オバマ大統領誕生まで
続いていくわけだから、
ああいう時代が
あったんだよね、
ずいぶん
変わったよね、
でも、まだまだ
存在する差別と
戦わないとね・・・
と、意識を新たにする
よい機会
なのではないかと。
名作なのだから、
排除してしまうのは
惜しくないだろうか?
子どもの頃に読んだ
「王子と乞食」
という本も、
差別語だからと
今は
「王子と少年」
になっていたり、
「こじき」と
ひらがな表記に
なっていたりするそうだ。
漢字表記と
ひらがな表記に
何の違いがあるのか
よくわからない。
原題は
The prince and the pauper
で
「王子と貧困者(貧乏人)」
フツーの「少年」と
貧困にあえいでいる「乞食」
では、
王子と立場が
入れ替わった場合、
状況が全然異なる。
聖書の中でも
「らい病」という言葉が
差別になるからと
「重い皮膚病」
という言い方に
なっているけれど、
聖書の時代の
「らい病」が
どんなに苦しく、
辛い病であったかは
「重い皮膚病」では
曖昧な表現なので、
よく伝わらない。
差別語というのは
その差別を受けている人々に
苦痛を与える
ということなのだけれど、
その時代に
行われていたことや
人々の苦しみを
想像したり、
理解するためには
別の言葉に
置き換えないほうが
いいのではないかと・・・
感じることが
時々ある。
実際にあったはずの事実を
なかったことのように
することのほうが
危険なのではないか・・と。
もちろん
相手を差別したり
侮蔑するために
その言葉を使うことは
決して
あってはならないけれど。
何もかもを
排除してしまおう
という姿勢には
何か・・・
すっきりしない
・・・マミィなのデス。
Source: わん子な生活 『アルマくん成長記』
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