-
「動物はモノ」という悲しい国
投稿日 2020年1月10日 06:00:00 (ラブラドールレトリバー)
これは、
12月12月に
ネットのニュースに出ていた
置き去り犬めぐちゃん事件
・・・の結末。
2013年6月。
東京・吉祥寺の公園で、
一頭の
ゴールデンリトリバーが
口輪をはめられ、
柵につながれていた。
犬を保護した主婦、
Aさんは、
警察や保健所などに
届出をした上で
飼い主を探したが
見つからず、
その子を
「めぐ」ちゃん
と名付けて
家族に迎える。
が、
めぐちゃんの
「拾得物」としての
期限を迎える
10日前、
飼い主の女性が現れ、
めぐちゃんの
返還を要求。
めぐちゃんが
2度も公園に
遺棄されていたことや、
それまで3ヵ月近く
飼い主がめぐちゃんを
放置していたこと
などから、
Aさんは
めぐちゃんの返還を
拒否し、
裁判で
争うことになった。
結果は、
保護主であるAさんの
敗訴。
(⇒ 詳しくはこちらの記事)
顛末は
記事を読んでいただければ
わかるのだけれど、
こういう結果に
なったのは、
この裁判が
動物愛護管理法の
「遺棄罪」ではなく
「遺失物法」の範疇での
判決となったから
だという。
財布やカバンと同じように
「遺失物」として
届けが出された以上、
めぐちゃんの所有権は
元飼い主にあり、
返還しなければ
ならなかった。
「動物愛護管理法」
という法律があっても、
人間の「所有物」
となってしまえば、
動物は
ひとつの命ではなく、
“物”として
扱われてしまう。
財布や鞄ならば、
3か月間は
警察で
大切に保管されるのに、
動物は
数日で施設に送られ、
殺処分されてしまうことも
あるのだから、
それは、
矛盾している。
そして・・・
敗訴から
1年1ヶ月が過ぎた
2019年5月23日、
「別れ」が
突然にやってきた。
めぐちゃんは
「強制執行」により、
突然に
連れて行かれてしまう。
まもなく
15歳10か月を
迎えようとしていた。
このニッポンという国の
命を大切にしない
法律や
人の心は
どうしたら
変えていくことが
できるのだろうか?
こういう出来事を
「悲しい」と思う人々は
どうやって
力を合わせることが
できるのだろうか?
言葉をもたない
ぼくたちの声は
どうやって
届けられるのだろう?
Source: わん子な生活 『アルマくん成長記』
最新情報